墓碑銘。

札幌の初老を迎えた♂が、ブラック企業と戦いながら転職戦線を生き抜き、本当の友情を求め彷徨う姿を自ら語り続ける悲劇

会社経営者なんて全員「裸の王様」

仕事に対しては、真面目に、真摯に取り組んでるつもりなんですけど、「ふざけてる」とか「舐めてる」とかっていう風に見られがちなんですね。なんでかわからないけど。


でもねぇ。言わせてもらうと。それは舐められるよ。会社として守らなきゃいけないそのルールっていうのかな。世間様に胸張って私たちまっとうな商売してますって。ちゃんとルール守ってやってますよって胸張って言えるように。色んな社会のルールがあって。それを守りながら活動していかなきゃいけないのに。人雇うって上でのルールも守らないような会社が。なんかコンプライアンスとか知ったか顔で横文字使ってんじゃねーよごるぅぁあと思うんですけどね。


だから舐められるんですよ。結構舐めてたかもしれない。あ。ごめんなさいいっぱい舐めてましたわ。


会社なんて労働基準法を舐めてますよね。ほんと舐めてる。舐めてるからそうやって労働審判で訴えられた時にびっくりするんですよ。そのビビった顔が面白くてしょうがない毎回。面白いというかねぇ…やっぱり当日の内容をICレコーダーで録っておいたほうがいいですね。いかに会社って嘘ばっかつくかってことですよ。しかも1回目の会社なんか本当に嘘つき放題でしたからね。


なんでそんなに嘘つくんですか?ってぐらい嘘つくんです。これね弁護士も言わないけど。結局ね言ったもん勝ちなんですよって言うんですね。おそらく弁護士が経営者にその辺の証拠なんてあってないようなもんだから。好き勝手言いましょうよ。書きましょうよって言うんですよ。たぶん。嘘つきましょうよとまでは言わないんだろうけど。その一歩手前くらいの表現で。半ば実質「嘘つきましょうよ」って言ってんですよ。おそらく。それに乗っかっちゃうその経営者もどうなんだ?とオレは思うんですけどね。


労働審判2回目の商社はねぇ。さすがに捏造した事実を。審判する小さい法廷みたいな部屋があるんですけど、そこでウダウダ言ったりはしなかったんですけどね。結局それは事実を認めたってことなんですよ。ある意味。自分たちのやったことに嘘ついたことの是非というか、その事実を認めたんですよ。それはまだいいほうなんだけどね。


1社目はひどかったですね。次にどっかで会った時に「よくもあんとき嘘をついてくれたよね。」って言ってやろうかと思って。1社目の労働審判は口外禁止規定とか盛り込まなかったはずなんで。ベラベラ喋ってやろうかって思ってんだけど。終わってたなぁ。


ああ。いうことを思いついた。まったく労働審判とは別件で訴えを起こそうと頑張って調べていることもあって。その訴えを起こすときに当然弁護士雇わなきゃいけないんだけど。1回目の労働審判の時にヤリアッた経営者側についてた弁護士、名指しで相談しに行って仕事受けさせようかなと。そして。「あんときはよくも」みたいな話してやろうかな。


そう言えば。2回目の労働審判の時も経営者側に付いてた弁護士もトンチンカンな事言ってたなぁ。あれも言えばいいと思って言ってんのかねぇ? あいつら弁護士なんだから俺みたいに三流大学の法学部出身なんかよりももよっぽど法律に詳しいはずなのに。トンチンカンなこと言ってんだわ。会社にあるパソコンに変なソフトを入れて勤務時間を計測するなんてのは就業規則違反だ。みたいなことを言ってくるわけですよ。ちょっと待てって。就業規則なんかお前。結局見せてくれたって見せてくれなかったじゃないかという話じゃねーかよ。最後。そーだそーだ。また思い出した。


就業規則も見せてくれて言ったんだ俺。なんでかったら。カネ巻き上げるのにおそらく会社側は、「営業手当」っていうのは「残業代も含んでいるんだよ」みたいなことを言ってくるなぁと。それね常套手段なんだよ。じゃあその場合に認められるパターンってのがあって。固定残業代とか前払い残業代みたいな形を採る場合は。その給与明細にしっかりそれを謳わなきゃイケナイ。何時間分って。それが実質残業時間が想定してる残業時間に到達しててもしてなくても支払うっていうのがお約束だから。だからそれが何時間分に相当するのかというのをキチッと書かなきゃイケナイんだけど。


当然オレの給与明細にそのまま書いてるわけないし。最初にその就業規則もナニも労働契約っていう形で契約書を取り交わした時に。残業代の説明。固定残業代が何時間分でいくらっていう文言なんて一つも無かったからね。後でその労働審判に使ったその書類も掘り起こしてアップしようかな。本当に。みんなのためというか労働問題とかその未払分の残業代て悩んでいる人たちのためだから。そりゃね。あとでアップしないと駄目だね。


もう齢40でしょオレ。すると。まだ1年2年経ってないような出来事でも結局はどんどん記憶から薄らいでいくでしょ。割とねぇイヤな目に遭ったハズなんですけどね ぇ。忘れないだろうなぁ。と思っても忘れちゃいますね。結構ね。


「固定残業代」と言ってくるだろうなぁと。案の定ですよ。認められるわけないんだよね。だって書いてないんでね。「何言ってやがる」って感じ。こっちからしたら。書いてねーじゃねーかよってね。書いてないじゃないかとは言わないでやったけど。


そして。辞めさせるっていうところでさ。辞める上での手続きがあるから。それに矛盾しないように自分もやりたいから就業規則見せてくれって言ったんだけどさ。本当のところはその賃金規程どうなっているのかなっていうのをチェックしたかったんだけど。そしたらね。最後の最後にそのバカな経営者なんて言ったかかったらねぇ。「機密になるから見せられない」って言って。素っ頓狂なこと云うんですよ。もうねぇありえないですよ。


ほんと労働基準法ってものをねちゃんと理解してない。ばか丸出し。で。ちゃんとしたものを用意してあって、ちゃんとそのルールにのっとってやってんだったら。見せたって何の問題もないはずなんだけど。問題あるって分かっててそういうの運用してて。だから。われわれ労働者に何の対抗力もないんですよ。そんなもん。


バカじゃねーのかなと。本当に。その当時で78歳でもうあれから2年経ったから80かなアイツ。マジ死んでんじゃねえか。途中で最後「肺がんです」って告白してね。「ほんとマジ死ね」とは思ったね。本当にね。これから余命いくばくもない老人にそんな言い方するのはどうなんだ?ってみたいなこと言われるかもしないけど。これだけやりあったらね。「死ねや」って自然に思える。ほんと。トドメはオレが刺してやる。とは思える。骨は拾ってやろうとは思わないけど。まあまあまま終わってる老人経営者だったわ。


まあしょうがないよね。老人だから。だから求人とか求職っていう今、現実行われているところでどういう現状になってるのかっていうのを全くもって当然知らないまま。インターネットっていうものを利用しないような情報弱者の世代だから、ますますもってそうなのかもしれないけど。


労働基準法てものが労働者のための法律っていう側面が強いから。やっぱり会社経営する人とか人雇う側の人はあまり読まないんだろうね。当然そんなことよりも。その給与を払う上でどういう風に給与が経費として計上されて、これどうにかして圧縮できないかなっていうところにまあ目が行くというか。だからね働き方改革てやらないとよくならないのね。これ。


本当に法律ちゃんと守ってやっていかなきゃいけないって言うところと、それでもやっぱり人件費を抑えつつ。自分たちの都合のいい人の使い方をするためにはどうしたらいいんだろうか?っていうところを小狡く、汚くやっていくっていうところと。コンプライアンスってところを守らなきゃっていうところを、上手くバランスしてやってる会社ほど、労働基本をよく理解してて。その労働基準法のルールの「穴」というかグレーな部分をちゃんと突っついて。それで就業規則を作ったり賃金規定作ったり、懲罰規定作ったりしてくるんですよ。


それすらもない。札幌の中小企業は。でもまぁ日本にある7割5分以上は中小企業だろうから。それはしょうがないっちゃしょうがないのかもしれないけど。そのほぼ大多数の中小企業はやっぱりどうしてもそういうふうな思考に至るのかな。やっぱり。そういうふうな思考というのは「全く無知である」ってところ。


まずね就業規則というものがあればそれが万能だというか。労働者これで絶対いうことを聞くからとかって思って仕事させてたらもう間違いですよね。自分たちの王国だ。みたいなことを思ってても。結局自分たちの会社っていうのは日本という国に当然所属して。そこに根ざして仕事してんだから。その日本っていう国の中でこの決められた法律なり道徳なり倫理なりに則って違反しないように人を雇ったりなんなりとかってしなきゃいけないんですよ。


その意識があまりにも低い。都合よく考えてるってことですよ。いやほんと都合いいことばっか言うからね。労働審判の時なんか。今オレが働いている商社も本当にも都合がいいというか。よくまぁこんなねえ安い給与で。賃金規定ってもっともっとデリケートには扱わなきゃいけないんだけど。ある意味その労働審判でヤリアッた商社よりもまだずさんですよね。就業規則を見せてもらってないしね。ヤリアッた商社は一応は就業規則があったからね。なぜか最後の最後に就業規則見せてくれったら、「それはできない」とか言われたけど。


それでね割と円満に会社転がしてるって言うのは。今札幌にいる「事業部長」って言われてる人がいて。その人のマネジメント能力のなせる業だなって思ってて。「俺あんまりそういうふうにガツガツした空気嫌いいだからさ」って。「アットホームにほんわかやろうぜ」っやって感じの人なんですよね。その人も結構昔はガツガツやってたらしくて。もう凄い戦闘民族的な営業手法だったはずなんだけど。話を聞くに。おそらくね。今のこの会社の給与を察して。こんな給与安いのにそんなガツガツやらせたら。もう人なんかポンポンポンポン辞めちゃうしノウハウだって残らないし。会社ってものが立ち行かなくなるつって。途中で自然になのか、いきなりなのかわかんないけど、方針転換してああいうスタイルになったんでしょうね。


だから今の商社本当に給与安いけど。みんなそれでも我慢して頑張って仕事してるっていうのは、おそらくあの部長がそういう雰囲気づくりに本当に努力してて。それがみんなにも伝わってるし。本当にアットホームで雰囲気は本当にいい会社で。助け合うっていう社風もちゃんと出来上がってるし。ただ「それどうなんですか?」ってツッコミ要素は満載なんだけど。ただただ言えるのは凄く雰囲気がいい。本当に雰囲気はいい。雰囲気のいい会社。今まで働いた中で一番雰囲気はいい。いいけど給与が安くて本当にブラック。


会社がその従業員とか社員を本当に大切にしてない。その仕組みとか制度の上で。ただそれを。その現状をあの部長が本当に上手くその雰囲気を、良い雰囲気作り、良い社風作りに努力して力注いでやっててフォローしてるから、みんなが辞めないって言うだけで。どういうふうにバランスするかってところで、ガツガツガツガツガツガツ言ってくるし、給与もそんな高くないし、そのくせ辞めろだのなんだの言ってくる会社は、これ間違いなくブラックだと思いますけど。


ただそうは言っても。必ずねアンチみたいな人って出てきて。「お前の能力が低いから弾き飛ばされるのは仕方ねぇだろ」みたいなこと言ってくると思うんですよ。いやいいよって。じゃあね。そういう君のその会社に俺入ってやるよ。って。自信ありますよ。悪いけど。オレねそれなりになんかしんないけど、恥ずかしながら転職回数も多くなってきて。普通の会社だったら面接したら「この人ちゃんと長く続けてもらえるのかな?」って感じで受け取られるかもしれないけど。でもそれだけでいろんな商社、いろんな会社で働いてきてるから。悪いけどそれなりにフレキシビリティは有るよ。いやほんと。だからあれですね。こんな「オレを誰か雇ってくれ!」って感じ